事業趣旨

 京都橘ライオンズクラブは、令和7年5月10日に63周年を迎えます。私達は「WE SERVE」の精神をもって、多岐にわたる奉仕活動をして参りました。
 当クラブの今年度の方針のひとつは災害被災者への支援です。令和6年元日の大地震と9月21日から23日にかけての豪雨によって、大きな災害に見舞われた能登の方々は未だに大変なご苦労をされています。現地輪島から演者を招いて、演奏だけでなく間合いに現状をお話しいただく事で、支援の必要性を知り、先の見えない復興に少しでもお力になれればと思い能登半島災害復興チャリテイコンサートを企画実施いたします。

御陣乗太鼓とは

 御陣乗太鼓の発祥の地である石川県輪島市名舟町は、現在、世帯数約70戸、人口約250人の小さな小さな町です。その中で約20名の打ち手が御陣乗太鼓の選手として活動しています。御陣乗太鼓は石川県指定無形文化財、輪島市指定無形文化財、に指定されてはいますが、日本においては伝統芸能や文化財に対する保護育成のための助成などはほとんどないというのが実情です。これまで我々は輪島市内や能登の旅館などを中心に活動をしながら、県外国外にも数多く公演活動を広めてきました。
 しかし現在は格差社会、地域格差などが進み、能登や輪島もその例に漏れず、過疎は進み活力も減衰傾向にあります。そして昨年の能登沖地震による被害は甚大で、何よりその後の風評被害に現在も悩まされているというのが実情です。そこで我々御陣乗太鼓保存会はこのような状況に危機感を持ち、自ら情報を発信し、御陣乗太鼓を通して能登や輪島の魅力をこれまで以上に積極的に広めていこうということになりました。元々御陣乗太鼓は名舟町の地域おこしとしての色合いが強く、その収益は名舟町に還元され、御陣乗太鼓は名舟町全体のものとして認識されています。ですから我々は名舟町は勿論、能登や輪島の親善大使としての役割を担って伝承及び保存のため活動を更に広めていきたいと考えています。

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